2000年05月29日(月) 天気:晴れだったと思う
 今日は友達の研究室でマンガを見ていると、友達が執拗に誘ってくる。
「勝負するんじゃ。一緒に来てくれ。」
「何じゃ勝負って。」
ガチャガチャやりたいけど一人じゃ恥ずかしいけん一緒に来てくれ~。」
 あまりにしつこいので一緒に行くことにした。
「友達の話ではここらへんにあるはずなんや。」
「ほんまか~? あ、あっこにゲーム屋があるで。」
「でも無いの~。」
「店の中にあったらどうするぞ~。」
「もしあったら5倍勝負やの~。」
 ここで言う勝負とは恥ずかしさとの戦いである。


あった

 これは本当に勝負である。
 23歳の男が二人、小学生くらいしか来ないであろう場末のゲーム店の中でしゃがんでガチャガチャ(ガンダム)をやっている様ははっきり言っておよそ考え得る最悪の無様さである。あまりの恥ずかしさに笑うしかない二人であった。